大切なことは全て上原亜衣が教えてくれた
ご存知の方しかいないと思いますが、一応上原亜衣様がどんな人か説明しますと、元AV女優の方です。AV女優のトップオブトップだったんです。
日本男児で上原亜衣の裸を見たことがない者はいないと言われるほどの女性です。
僕も高校から専門学校までは大変お世話になりました。上原亜衣様には足を向けて寝れません。
そんな上原亜衣様がAV引退後にYouTubeを始めたわけですよ!そりゃ見るに決まってるじゃないですか!
あり得ないとは思いつつも、もしかしたらおっぱいを出してくれるんじゃないか?下手したらそれ以上のことをしてくれるんじゃないか?しみけんとの絡みはあるのか?などと期待しつつ光の速さでチャンネル登録をしました。そして動画を見てみたらなんと…!!!
普通に服の紹介とか質問コーナーとかしてたわけですよ。いろんな意味でのオレの盛り上がりを返してくれ。
いや分かってる。もうAVは引退されたんだ。そんな卑猥なことはYouTubeのコミュニティガイドライン的にもできるはすがないということはわかっちゃいるんだよ。
頭では分かっていても下半身が卑猥な上原亜衣を求めてしまっている。こればっかりは仕方のないことでしょう。男心ってものでしょう。
過去、ファッキングラビッツや真野ゆりあでも同じ過ちを繰り返してきた。期待しては裏切られ、また期待しては裏切られる。その連続だ。
元AV女優の方たちになにも罪はない。悪いのは俺だ。いつまでも昔の幻影を追い求めている俺が悪い。
あいつらは前に進んでるっていうのに、俺だけがあの頃に留まって宙ぶらりんなままだ。
そんなことを雨の降る六本木でバーボンと葉巻に溺れながら考えていた。
そして思い出した。専門学生時代の上原亜衣とのエピソードを。
あれは入学して間もない頃、当時上原亜衣主演のAVがTwitterでバズっていた。内容としては上原亜衣がセッセしながら歌うというもの。
学生寮の仲間がそれを見つけ、すぐさまAVのタイトルを特定。近所のTUTAYAに寮のメンバー全員で駆け込み血眼になって該当のAVを探し、そして見つけた。
俺たちにとってそのAVこそがひとつなぎの大秘宝ワンピースだった。TUTAYAのAVコーナーこそがラフテルだった。
宝を見つけた俺たちは寮に帰るや否やすぐさま寮の全員でAVを見ることにした。
AV大鑑賞会の始まりだ!
女性の方はわからないかも知れないが、男子とはAV鑑賞会により絆を深める生き物なんだ。
中にはスポーツや食事、趣味などを通して仲を深めていくと考えている人もいるだろうが、はっきり言ってそんなことはない!!!
AV!アダルトビデオなんだ!男の絆を深めるものはそれしかないんだ!
好きなAV女優を語り合い、時にはその好みの違いから殴り合いにまで発展する!しかしその夜には友達が語っていた女優のAVを見て「ふ〜ん、エッチじゃん」と価値観の違いを認め合っていく!まさにノーサイド!そう!お互いを讃え合うノーサイドとはラグビーだけではなくAVにも共通する精神なのだ!
女性でいうところの女子会にあたるのがAV鑑賞会であるということはご理解いただきたい。
八畳ほどの一室に寮生が10人ほど集まった。DVDデッキがAVを読み込んでいる間は誰も喋らない。ただAVが再生されるときを固唾を飲んで待っている。これは遊びじゃない。上原亜衣との真剣勝負だ。
そして時は動き出す。上原亜衣がなにやら話し始めたが、そんなものには興味がない!スキップ!スキップ機能だ!本番行為までのインタビューとか前戯とかどうでもいい!スキップだ!
数多のスキップの末にようやく辿り着く。Twitterで見たシーンに。
背面騎乗位でガンガンに動きながら上原亜衣様がこう歌っている
クリリリズム〜〜〜🎵
あっグリグリグリグリ〜🎵
なんて前衛的な歌詞なんだ。金玉のポリリズム。うん。全く意味がわからん。
ポリリズムっていうのは複数の異なるリズムや拍子が同時進行している音楽のことらしいんですが、つまりあれですか?
右の玉と左の玉が異なるリズムを刻んでいるということですか?それってどういう状況ですか?
一般ピーポーの感覚を置き去りするこの感じ。perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅが出てきた時と同じような衝撃。おそらく作詞作曲を担当したのは中田ヤスタカだろう。間違いない。
中田ヤスタカと上原亜衣の共演。日本が世界に誇る名曲が誕生したのも必然だ。
原曲を聴いて貰えばわかると思うんですが、この曲の中毒性はハンパねぇです。まずperfumeのポリリズムを聴いたら確実に脳内で金玉のポリリズムが流れます。繰り返す金玉のポリリズム。エンドレス金玉のポリリズム。ポリ玉の金リズム。
寮の連中はしょっちゅうこの歌を歌っていました。食事を作りながら金玉のポリリズム。洗濯物を干しながら金玉のポリリズム。カラオケでも金玉のポリリズム。授業中も金玉のポリリズム。いつも心に金玉のポリリズム。日本の首都は金玉のポリリズム。
「金玉のポリリズム」
一見ふざけたフレーズに見えるが、何度も口にするうちにこのフレーズに込められた強いメッセージに気付いた。
周りと同じでないと不安を感じる。周りと少しでも違うと仲間外れにされる。そんな同調圧力がこの国には蔓延っている。
しかし人と違うのは当たり前なんだ。いろんな価値観や考え方、趣味嗜好があるのは当然。みんな違ってみんな良いだ。いろんな人たちがそれぞれのリズムを刻みながら生きている。そうこの世界とは大きなポリリズムなんだ。
そういうことを上原亜衣はAVを通して、自分の体を張って伝えたかったんじゃないかと俺は思う。
ありがとう上原亜衣。大切なことは全てあなたから学びました。
YouTube頑張ってください。