言っていい?

楽しく会話を繰り広げているとき、突如として「言っていい?」と発言の許可を求められる場面があります。

そういうときの答えは決まってこう

 

 

ダメです

 

一言も喋らないでください

 

僕はこういう場合絶対にダメだと言います。

断固としたNOを突きつけてやります。

 

 

そうすると不思議なことに「言っていい?」と聞いてきた人は不服そうな顔になります。

 

いやだって〜〜そっちが「言っていい?」って聞いてきたんじゃん〜〜

その時点で君の発言権は俺のもの。俺の発言権も俺のもの。

君を生かすも殺すも俺次第なのだよ。

君ね、鬼滅の刃だったら「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」ってキレられてるよ。

 

まぁ突然会話のなかで許可制を導入してくるときは、たいがい満を持して言いたいことがあるときですよね。

そういう時の人間の目は光り輝いてる。

言ってやる、言ってやるぞと。

俺の機知に富んだ言葉の妙を浴びせかけてやる!さぁ聞け!愚民どもよ!俺の発言を心して聞くのだ!

と思っているに違いない。

 

そして最初にこう聞くのだ。

 

言っていい?

 

 

 

 

ダメです。

 

 

 

これが気持ちイィ〜〜〜〜!!!!

 

絶妙なカウンターパンチを食らわせた気分。

岸辺露伴先生が「だが断る」と言った時もきっとこんな気分だったのだろう。

 

発言の許可を得られなかったものは、その場で膝から崩れ落ちて泣きだします。

「ぐぅおおお…許可さえ…許可さえ求めなければ俺は渾身の一言も放っていた…なぜ許可を求めたんだ…」

 

「過信、軽率、お前の弱点だ」

 

そう言い残すとフジノシンは風のなかに消えていった。

フジノシンの戦いはまだ終わらない。

 

 

 

 

p.s 

相手が言っていい?と聞いてきても絶対にダメだと言ってはいけません。

友達を無くします。根拠は僕自身です。

そもそも相手からしたら「言っていい?」なんてただの枕詞です。それに対して発言権が〜〜とか言い出すやつは絶対に足が臭い。間違いない。

今後そんなやつに会ったら、ひとことこう言ってください。

「足くせぇんだよ」